年頭のご挨拶
雨水災害、温暖化、違法民泊、まっとうな政治 姿勢を明確にして取り組みます。
あけましておめでとうございます。今年も議員活動の姿勢を明確にして、喫緊の課題に取り組んでいきます。
2018年正月
福岡市議会議員 栃木義博
九州北部豪雨被災の復旧と雨水災害対策
朝倉市や日田市等を襲った昨夏の豪雨災害。近年の降水状況は集中豪雨の頻度が高まる傾向を見せており、地球規模ですすむ温室効果ガス排出量の激増による気候変動との因果関係は疑う余地はありません。河川、砂防、下水道、貯留施設等の整備、維持管理による雨水災害対策は自治体としても喫緊の課題であり、全力で取り組んでいきます。
温暖化対策でカギ握る自治体の取り組み
「米国第一主義」を唱えるトランプ大統領は、気候変動枠組条約(パリ協定)からの離脱を宣言。【図】しかし、ニューヨークやカリフォルニアなど米国東西海岸の州、自治体では、温暖化対策としてのパリ協定の履行は人類共通の責務であるとして、「温室効果ガス排出権取引制度」などの独自の取り組みを進めています。わが国においても東京都と埼玉県が共同し「排出権取引制度」を導入していますが、福岡市も近隣、県下自治体との協働の取り組みが課題です。
訪日外国人観光戦略と違法民泊封じ込め
住宅であれば原則、市内のどこでも民泊営業が解禁される住宅宿泊事業法が今年6月施行されます。福岡市は量確保が中心の「民泊」頼みにならず「違法民泊」を徹底して封じ込めるとともに、消費支出の多い訪問客を取り込む「高級ホテル」の誘致に力を注ぐべきです。「質の高い観光まちづくりを推進する」(髙島福岡市長)本気度が試されています。
安倍政権と対峙するリベラル政党に期待
昨年10 月22 日の衆院選挙で立憲民主党が誕生し躍進。投開票の大勢は安倍一強政治の継続を国民は支持する形となりましたが、国民の財産といえる憲法や代表民主制など立憲主義的な諸制度をアベ政治が切り崩していくことを黙視することはできません。政治を私物化する傲慢な安倍政権と対峙し、「まっとうな政治」をめざす本物のリベラル政党の成長が待たれます。